他人事ではない建物の欠陥。
マスコミ取材で説明しきれなかった現象
よくある「欠陥事例」を写真・図解でご紹介。あなたの住まいに心当たりはありませんか?
知らないと損をする。教えられたことがデタラメだった。第三者だから言える本当のこと。
雨漏りや、クロス・外壁等のひび割れ・・・欠陥かな?と思ったら是非その症状と比較してみてください!
我々が依頼された日々の検査記録です。
地下鉄堺筋線堺筋本町駅から徒歩8分
【有名な?一級建築士】
昨日、ある特定の業種の店舗を主に手がけているその業界では有名(?)な1級建築士が設計した店舗を調査依頼され、行ってまいりました。
図面をみた段階から、色々不審な点がありその設計者に訊ねるため立会いを依頼しました。
調査の依頼主は、店舗が出来上がってからこの設計者の設計に不信感を持ち、また施工会社にも不信感を抱いて、我々に建物の調査を依頼してきたのですが、私が驚いたのはこの設計者の無知ぶりでした。
以下はそのやりとりの一部です。
地盤調査の資料が無かったので、基礎の形状をどうやって決めたのかと聞くと
「長年の経験を元に決めた」
とのこと、全く悪びれるそぶりも無く、そう言ってのけました。
科学の進歩を全く無視した、『愚言』ではないでしょうか?
また、図面上の基本的な部分で法に適合しない部分を問うと、なにやら訳の分からないことを言うので率直にこれらの法律を知っているのかと訊ねると。
「最近は色々うるさくなったからなぁ。」
・・・
・・・・
・・・・・
これには呆れました。こんな発言をして、1級建築士を名乗って良いのでしょうか??
更にその後に言った言葉が、
「その法律はいつ出来たんですか?」
です。
この法律は平成12年6月から施行されています。今では常識です。
なぜ、こういう人が1級建築士を名乗って良いのでしょうか?
建築基準法の第1章第1条には、こう謳われています。
「この法律は最低限の定めである。」
と。
向上心が無くなったのであれば、責任の問われる「設計」や「監理」をするべきでは無いと思います。
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