他人事ではない建物の欠陥。
マスコミ取材で説明しきれなかった現象
よくある「欠陥事例」を写真・図解でご紹介。あなたの住まいに心当たりはありませんか?
知らないと損をする。教えられたことがデタラメだった。第三者だから言える本当のこと。
雨漏りや、クロス・外壁等のひび割れ・・・欠陥かな?と思ったら是非その症状と比較してみてください!
我々が依頼された日々の検査記録です。
欠陥住宅を防ぐための豆知識です。
三重桑名市、マンション強度不足で天井に亀裂!!半数が退去
(2007.6.24.朝日新聞)
亀裂の原因はアンボンド管の配置計画上の不備により、床スラブの剛性が不足したために発生した撓みによるもの。
設計上の問題と捉えられる。
アンボンド工法とは
プレストレスコンクリートの一種で、スラブコンクリートに鋼線を予め打ち込んで、
一定の強度が出たときに緊張を与え、スラブに圧縮応力を与える。供給側にとっては、室空間に梁型が出ないように計画することが出来るため、
階高を低く抑えられるので、結果として住戸数を増やすことが出来る。
アンボンドの欠点、問題点は
有効スラブ厚が薄くなり、板振動を起こしやすくなり、結果として遮音効果が著しく低下する。
15階Gタイプキッチンに於いて、システムキッチンワークトップに12mmの傾きが確認出来る。 アンボンド管の設置不良が原因。
1階床スラブはフラットデッキを使用し、基礎梁(FG梁)を2度打ちしている事が確認出来る。
フラットデッキは梁に差し込まれているが、梁幅をふかす等の施工上の配慮が無く、梁断面欠損と考えられる。
鉄筋探査機による測定状況
かぶりが18mmしか無いことが確認出来る。設計図書では50mmが指定されている。
C2柱構造スリット位置に発生した亀裂。C2柱の1通り側見付寸法は900mmであり、 構造スリットとシーリング目地位置を合わせる必要があったと考えられる。
管理棟に設置された受水槽は構造計算の積載荷重に算入されていない。 また、図面に計画されたB4梁(300×700)の施工が確認出来ず、 受水槽の支持に対する計算根拠が不明である。
ウレタン断熱の厚みが18mm程度であり、図面で指定する25mmに充たないため、 断熱性能の回復が求められる。
●一級建築士 (2名)
●二級建築士
●施工管理技士
●シックハウス診断士
●福祉住環境コーディネーター
●インテリアコーディネーター (2名)
●CASBEE評価員
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